命宮に太陽星(たいようせい)がある人

はじめに

太陽星は名誉思考で陽気な活動家

太陽と名のつくとおり、性格は明るく、行動力が旺盛です。決断力があり、忠誠心にあふれ、
公明正大な心をもってまっすぐに生きようとします。働くことを好み、人に支配されることを嫌います。このように、太陽星は男性的な特長をもちます。

さて、太陽は昼間に出て夜に沈むように、生まれた時刻や季節によって太陽のエネルギー(輝き)の強さが変化します。そのため、太陽星は入る官位の十二支によって吉凶の差が激しくなります。

卯(早朝5時～7時)・辰(朝7時～9時)・巳(朝9時～11時)・午(11時～13時)・未(13時～15時)・申(15時～17時)の宮にあるのを喜びます。上記は昼間をあらわし、太陽がサンサンに輝くからです。

反対に、酉(17時～19時)・戌(19時～21時)・亥(21時～23時)・子(23時～深夜1時)・丑(深夜1時～3時)寅(深夜3時～5時)の宮にあるのを忌みます。上記は、夜間をあわらし、太陽が沈まりかえっているからです。

よって、命宮に入る十二支が昼の方が、夜の場合よりも福分があつい傾向にあります。

名称	区分	陰陽五行	キーワード
太陽星	中天星	陽の火星	陽気・明朗・活発・勇気・名誉思考で陽気な活動家

命宮に太陽星を持つ人の性質

命宮に太陽星がある人は、正々堂々としていています。明るく朗らかで、裏表のない性格をしています。人の上に立つことを好み、リーダーシップと抜群の行動力を発揮します。

思ったことを遠慮なくはっきり口にしますが、心は広く寛大で、他人と争うことはめったにありません。気前もよく、人におごったりするのが好きです。そのため出費は多くなりがちですが、それを気にして財布の中身をチェックすることはありません。

命宮に太陽星がある人の適職

• 持前のリーダーシップを発揮できる職業(建築業、政治家、経営、土木業)
• 持前の社交性を発揮できる職業(接客・サービス業、旅行業、飲食業)
• 人が憧れるような職業(マスコミ、アパレル)
• 責任感をもつ仕事(役職をもらって、評価されたい願望があるため)
• お金儲けよりもやりがいのある仕事に重きを置く

命宮に太陽星がある人の恋愛

真っ直ぐで駆け引きしたりしません。他者を支え、助けたりするので、弱い人から好かれます。好き嫌いがはっきりしていてい、意思をはっきりと伝えます。

太陽星の女性はあまり結婚に向いていないようで、離婚、未婚が多い傾向です。家庭に縛られることを嫌いますから、結婚後も仕事を持って活躍するほうが向いています。結婚するなら晩婚がおすすめです。太陽星の女性は貞操観念が強く、浮気はしませんが、弱々しく頼りがいのない男性と縁があります。

命宮に太陽星+太陰星

夜に太陽は沈み、そのとき月を象徴する月(太陰星)が現れます。昼はその逆となります。よって本来は太陽と月は同時に姿を現しません。この組み合わせは、まったく意味合いの異なる星が同宮するため自身に矛盾を抱えやすくなります。

たとえば、情熱的かと思えば突然冷淡になったりします。金銭的部分でも散財型と締まり屋さんタイプに分かれるようです。また、交互にそういうふうになる人もいます。

太陽星も太陰星も変動を伴う星なので、じっとしていることを嫌う人もおり、デスクワークよりも動きのある仕事やライフスタイルが向くでしょう。

どちらにせよ、太陽星と太陰星が同宮する人は大きな矛盾をもっているのです。性格に二面性を持つ人もみられます。

命宮に太陽星+巨門星

この組み合わせは、意外と根が善良ですが、剛情で、個性も強く好きなことや得意なことで夢中になります。強気に出たりするものの、物事の視野はそれほど広くありません。また、この組み合わせは競争やライバルの存在という意味があります。そのため、他の人を意識しやすく、何かにつけて周囲を気にする傾向です。その結果、勤勉となり辛苦に耐える気質も備えております。

巨門星はひと言多い傾向があるので、そのあたりから人間関係の軋轢を生じやすくなります。

この組み合わせの人は、研究や物事を突き詰めるようなスタイルの仕事に適正があります。

命宮に太陽星+天梁星

卯(早朝5時～7時)か酉(17時～19時)で同宮します。卯宮は酉宮より有利です。

なぜなら、卯宮の太陽は日の出のため輝き、酉の太陽は日没のため輝かないからです。どちらにせよ、この組み合わせは根は善良で、人に対して気配りを見せます。

リーダーシップを発揮し、時にはワンマンに走ることもありますが、世間から評価されて名声を得ます。しかし、意外と細心であり、環境の変化を受けやすい傾向があります。

まとめ

以上、命宮に太陽星がある人について解説しました。

ひとえに太陽星といっても、命宮の十二支(時間)によって、輝き(これを輝度といいます)が全く異なります。

太陽は昼間に輝くように、輝度の高い方が人生上は有利にはたらきます。だからといって慢心しておごり高ぶってはなりません。

太陽は夜間は沈んでいるように、輝度の低い方が人生上どうしても苦労が伴いやすいです。しかし、だからといって諦めてはいけません。芸術や学問、精神性の高い世界に没頭して孤独を癒したり、あるいは人生を七合目ぐらいに設定すると良いとされています。要するに、人生の小さなことを楽しむのが大切です。

太陽星の長所と短所をふまえ、より自分らしい生き方を選択していかれることを、心より願っております。