はじめに
2022年8月1日に、紫微斗数の本が発売されました!
タイトルに紫微斗数占術「教本」とある通り、初心者の方にも大変読みやすい本です。
なななんと!
この機会にぼくも紫微斗数を勉強してみようかな?
そんなあなたにピッタリの本ですよ~。
著者について
紫微斗数では言わずと知れた東海林秀樹(しょうじ・ひでき)先生です。紫微斗数には流派がいくつかありますが、その中でも飛星派(ひせいは)を研究されている先生です。これまでも数冊の紫微斗数の本を書かれております。
今回執筆された「紫微斗数占星術教本」は、教本とうたっている通りこれまでの本の中でも読みやすい印象を受けました。
概要
箇条書きを交えながら、簡潔に書かれています。漢字にはルビがふってあるので初めて紫微斗数を学ばれる方にとっても良心的な構成になっています。
図表を見ながら、命盤を作成する手順が分かりやすく書かれています。
個人的には太陽星と太陰星以外の星については、輝度を考慮しない点への言及が興味深かったです。また、運気の見方については
大限(たいげん)…10年運
小限(しょうげん)…年運
斗君(とくん)…月運
で解説されております。かつては太歳を採用してきた著者が、小限を採用していたのが大きな変化のように思いました。また、太歳と小限の違いについては著書の第六章で解説しております。
各星が命宮に入った時の特徴や、適職などが書かれています。本によっては宮の干支のケースごとの事例があり、そのせいで説明が複雑化するものもありますが、本書はシンプルに分かりやすくまとまっています。必要なことが分かりやすく書かれているので、スムーズに読み進められます。
紫微斗数で重要視されている「財帛宮」「官禄宮」「遷移宮」についての判断方法が具体的に書かれています。著者の鑑定経験を元にした判断の定義もあり、より実践に生かせそうな内容となっています。
行運の判断方法については、これまでの著書と大きく変わりはないようでした。(ただし太歳から小限に重きを置く傾向になったと感じます)
活盤のテクニックに関しては目から鱗でした。実際の事例を出しながらの解説だったので、すんなりと理解することができました。
2021年の日本について、紫微斗数の測局というテクニックを用いて占うというが、とても興味深かったです。
おわりに
紫微斗数占星術教本についてレビューしました。私が初めて紫微斗数を学んだ本も東海林 秀樹先生の本(完全マスター 紫微斗数占い)だったので、今回の本の発売についても大変ご縁を感じております。
動乱の世の中だからこそ、自分とは何者なのか、何に秀でているのかを自分自身が知るという意味では紫微斗数ほど優れた占いはないように思います。
私も常に占いの知識をアップデートし、その時代に合わせた鑑定ができるよう日々精進したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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